先物取引の仕組み

委託証拠金について


委託証拠金について

委託証拠金とは、商品先物取引において、取引が正確に行うための「担保」のようなものです。
つまり、決済までの間に相場の変動によって生じる計算上の損失(=値洗い損)を補完するための「担保」として預託するもので、この仕組みは商品先物取引ならではです。「委託本証拠金」「委託追証拠金」「委託定時増証拠金」「委託臨時増証拠金」の4種類が「委託証拠金」として商品取引所によって定められています。


委託本証拠金 (いたくほんしょうこきん)

一日の最終値段とお客様の建玉との損益を仮計算することを「値洗い(ねあらい)」といいますが、その時に生じた損失が委託本証拠金の50%を越えてしまうような場合に、担保力を補強するために追加する証拠金を「委託追証拠金」といいます。


委託追証拠金 (いたくおいしょうこきん)

委託追証拠金とは、思惑が外れ委託本証拠金の半額相当額を超える損計算(値洗い損)となった場合に担保不足を充足する委託証拠金のことをいいます。
委託追証拠金を入れることにより建玉を維持することができ、また相場の反転を期待して待つことが出来ます。
しかし、委託追証拠金が1回だけでなく、2、3回と必要になる可能性もありますので、そのまま取引を継続するのか、或いはここで仕切ってひとまず撤退するのかを判断する必要があります。


委託定時増証拠金 (いたくていじまししょうこきん)

決済を行わなくてはならない月(納会月)の建玉は、決済を円滑にするために定められた日以降は値幅制限がなくなります。
そのときの大幅な値動きにそなえ、担保力を補強するために預託する証拠金を「委託定時増証拠金」といいます。
この証拠金の額や時期は、取引所によって決められます。


委託臨時増証拠金 (いたくりんじまししょうこきん)

相場の変動が激しい時や、あらかじめ何らかの要因によって激しい値動きが予測される時に「臨時」に徴収される証拠金を「委託臨時増証拠金」といいます。
この証拠金の額や時期は、取引所によって決められますが、新規の取引の場合も、必要となっている商品は本証拠金と一緒に預託しなければなりません。


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