資金管理の心得

大数の法則を考える

資金管理について考える際に、少し統計学的な話をしましょう。
「大数の法則」と言う言葉はご存じでしょうか。

例として、コインを投げたときの表裏の確率について考えてみます。

コインを投げて、表と裏、どちらが多く出るかと考えると、誰でも「半々」と答えるでしょう。
最初の10回を投げて表7・裏3の時もあるかも知れませんが、100回、1,000回、1万回と同じ事を続けると、必ず表裏それぞれが出る確率は各5割に近づきます。

一定の事象を無限回繰り返すことにより、その確率通りの数字に収束する、これが大数の法則です。

普遍の法則を考えるにあたり、この大数の法則が非常に重要な意味合いを持つことになります。なぜなら、多くの方が頭に思い描くのは「継続的に利益を上げ続け、1年後も5年後も10年後も投資に携わり自らの資産を殖やし続けたい」と考えているからです。

先物でも何でも、投資を開始して途中でやめるほとんどの人は「資金がなくなったから」やめるに他なりません。
5年も10年も、更にそれ以上も投資を続けるということは、資金を無くさない、すなわち途中で強制退場させられないことを意味し、言い換えれば投資行動をひたすら続けることを意味します。

ひたすら投資をし続けることは、すなわち大数の法則を考えなければいけないという事になります。なぜなら、何十年も投資をし続けるということは、何百回、何千回も売買を繰り返すことになるであろうからです。


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