資金管理の心得

建玉の仕方

さて今までの話を総括すると、難平も利乗せもするな、1枚ずつ売買しろと思えてしまうかも知れませんが、難平も利乗せもしてはいけないという訳ではありません。

時には大きく出ることも必要でしょう。それでは、多い枚数で売買したいときには、どうすれば良いか?
結論から言いますと、以下の通りが望ましいと考えています。

 1. 分割して建玉
 2. それぞれ、目標と損切りラインを予め決め、守る
 3. それぞれ、手仕舞いの期限を決めておく

どんなに仕込みのチャンスだと思っても、必ず2〜3回程度に分割して建玉を行い、それぞれに仕切る条件を決めておくべきであると言えます。
なぜなら「どうせ最良の建玉ではない」からです。

100%最適なタイミングで売買することは不可能だからこそ、良いと思われるであろうタイミングに分けて仕掛けることが望ましいですし、可能であれば複数種の銘柄に分けて売買するのが望ましいと言えます。

仕切る条件とは「○○円で利食いする、××円になったら損切る、ただし△△日の期間に、その両方に達しなければ手仕舞う」といったものです。建玉するたびに、その設定をします。
この場合は、結果的に難平になろうが利乗せになろうが、同時に買う・同時に売る場合に比べ相対的にリスクは低くなります。

これを例を交えて説明することも可能ですが、煩雑且つたくさんのケースを示さなければならないため、ここでは割愛します。
一度ご自身で色々な条件を仮定し計算してみて下さい。

「卵はひとつのカゴに盛るな」「分けて買うべし、分けて売るべし」を肝に銘じて建玉をしたいものです。


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